実は恐ろしい…拒食症と過食症について徹底解説!
みなさん、拒食症と過食症について知っていますか?
この2つはどのような症状で何が原因で発症してなるのか?
一度発症したら、完治するまでにはどれくらいかかるのか?
どのような治療法があるのか?
実はみなさんが思うよりもとても大変な障害です。
今回はこの2つの障害についてお話しします。
拒食症とは
最初に拒食症の説明からします。
この症状は、太ることへの過剰な恐れが原因で発症します。
太りたくないという思いから過度な食事制限を行い、減らせるギリギリまで体重を落とした状態になります。
体重をギリギリまで減らしているので脂肪はもちろん、筋肉もほとんどありません。
極端に言えば皮膚と骨と内臓だけが身体に残っている状態です。
この状態になっても体重を減らそうとしています。
健康的な身体とは言えない状態です。
では、なぜ拒食症になってしまうのでしょうか?
拒食症の原因
原因は様々ですのでここでは一部を紹介します。
それは周囲に人からの『太ったね』という言葉です。
言っている人は軽い気持ちで言っているかもしれませんが、その言葉を受け取った本人は重く受け止めているかもしれません。
痩せなければいけないと思いダイエットを始めます。
ダイエットをして体重を落として健康的な身体になり健康を意識するようになる。
そして、スタイルも良くなりジムに通うことが習慣化する。
このようになれば良いのですが、拒食症の人は違います。
体重を落とした達成感を味わうために、ダイエットをし続けます。
今度は周囲の人からの『痩せたね』という言葉が原因になります。
『痩せたね』と言ってほしい、達成感を味わいたい。
この2つの要因が重なり、体重を落とし続け拒食症になる場合があります。
拒食症の症状
拒食症の症状には次のものがあります。
- 食行動の異常(隠れ食い、食べたものを後から吐く)
- 体重に対する異常な執着
- 体重増加に対しての恐怖感(人から見れば痩せているのにまだ太っていると思っている)
この他にも食事摂取が適切にされていなので、疲れやすいや寒がり、便秘、不眠などの症状も現れます。
過食症とは
続いて過食症の説明をします。
何かをきっかけで突然発症します。
大量の食べ物を食べ続け身動きできないほどになります。
その後は喉の奥に指を突っ込み自己嘔吐。
これが習慣化していくことを過食症と言います。
何が原因で過食症になってしまうのでしょうか?
過食症の原因
大きな原因は精神的ストレスです。
ストレスが原因で食欲不振になる人もいれば、反対に食欲が増す人もいます。
一度に大食いをしたり、一日中食べ続けたりします。
『ストレス食い』や『気晴らし食い』と言われているそうです。
大量に食べることがストレス解消の方法になっているのです。
または、ダイエットによるリバウンドが原因の場合もあります。
過度な食事制限の反動で食欲が爆発。
体重が増えた罪悪感から再びダイエットを始めますが、ストレスで爆食い。
この繰り返しが習慣化になり過食症へと繋がっていきます。
過食症の症状
過食症の症状には次のようなものがあります。
- 普通より遥かに早いペースで食べる
- 食べ過ぎて気持ち悪くなるまで食べる
- 空腹を感じなくても食べる
- 過食をした後に、自分が嫌になり罪悪感に襲われる
などがあります。
早いペースで食べる、大量に食べるなどを人に見られたくないため1人で食べるといったことも過食症の症状の一つです。
拒食症と過食症の治療方法は?
この2つの症状に共通することがあります。
それは原因が精神的ストレスということです。
周囲の人からの言葉によるストレス、仕事やダイエットからのストレス。
まずは、ストレスを溜めないようにすることです。
そしてストレスの解消法を見つけることです。
また、悩みがあったら誰かに相談することも大切です。
1人で抱え込まずに誰かに相談しましょう。
あとは、食生活の改善も必要です。
精神療法や薬物療法、場合によっては入院が必要かもしれません。
時間はかかりますが、治療を続ければ必ず治る症状です。
まとめ
今回は拒食症と過食症について紹介させていただきました。
あまり知られていませんが2つとも深刻な摂食障害です。
一度発症すると完治には時間がかかります。
そして完治には周りの人の助けが必要不可欠です。
周囲の人の支えなしで完治はできません。
まずはストレスを溜めないようにすること。
悩みがあったら相談することを忘れずに生活しましょう。
私も何かあったらいつでも相談になります。
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