食事誘発性熱産生とは!?人間のカロリーの消費の仕方を3つ紹介
みなさんはカロリーの消費の仕方を知っていますか?
摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ、体重は減ります。
では、どのようにカロリーは消費されるのでしょうか?
今回はカロリーの消費の仕方を3つ紹介します。
意外と知られていない方法でもカロリーは消費されているので最後まで読んでみてください。
消費の仕方①基礎代謝
1つ目は基礎代謝です。
1日に消費するエネルギーの約6割を占めます。
人は動かずにじっとしていても呼吸をし、心臓は動いています。
心臓以外にも肝臓や肺、腎臓など全ての臓器はそれぞれの役割を果たすために動き続けています。
また、体温を維持するためにもエネルギーを消費しています。
このように、身体は動いていなくても消費されるエネルギーを基礎代謝と言います。
極端に言えば、寝ていてもエネルギーは消費されるということです。
ただ、基礎代謝で消費されるエネルギーは人によって異なります。
どのように基礎代謝を上げられるのでしょうか?
基礎代謝の上げ方
基礎代謝を上げる一番の近道は『筋肉量を増やす』ことです。
筋肉は身体を支えると同時に体温を維持するためにも働いてくれます。
そのため、筋肉はあるだけで多くのエネルギーを消費します。
ダイエットをするときに筋肉量を増やしたほうが良いと言われるのは基礎代謝を上げるためなのです。
ただし、この時に身体のエネルギーが不足していると筋肉が分解されエネルギーとして使用されてしまいます。
トレーニングだけでなく食事も大切なのは増やした筋肉を減らさないためなのです。
消費の仕方②活動のエネルギー
2つ目は活動のエネルギーです。
仕事や勉強、トレーニングをするためにはエネルギーが必要です。
このエネルギーが使われることによってカロリーは消費されています。
運動時は特に筋肉を使っています。
運動内容によって異なりますが、1時間あたり基礎代謝量の2〜10倍のエネルギーを消費します。
筋肉量は増えれば基礎代謝も増えます。
基礎代謝が増えれば活動によって消費されるエネルギーも増えます。
筋トレは好循環をもたらしてくれるのです。
ちなみに活動のエネルギーは1日の消費エネルギーの約3割です。
消費の仕方③食事誘発性熱産生
3つ目は『食事誘発性熱産生』です。
あまり聞き馴染みのない言葉だと思います。
これは、食後に安静にしていても代謝量が増大することを指します。
食べたものは体内に入った後に栄養素を吸収するために分解されます。
分解した時に一部は体熱となり身体を温め、エネルギーの消費量が増大します。
1日の消費するエネルギーの約1割と考えられています。
摂取カロリーを減らすことも大切
消費カロリーを意識することも大切ですが、摂取カロリーを減らすことも大切です。
ダイエットをする上でどれだけ運動を頑張っていても、それ以上に多くのご飯を食べていては意味がありません。
運動をすれば何を食べても良いというわけではありません。
体重を減らす、体型をキープするためには食事の内容がとても重要となります。
時には我慢も必要です。
ストレスも溜まりやすくなります。
そんな時には次のようなことを意識してみましょう。
- 過度な食事制限はせず、3食の栄養バランスを意識する
- 即効性を求めない
- 完璧を目指さない
- 運動はできる範囲で
- 睡眠時間をしっかり確保する
過度な食事制限はリバウンドの可能性を高めます。
運動習慣のない人が毎日ハードな運動を続けても挫折しやすいです。
効果はすぐに現れるものではありません。
今までの生活に少しずつ運動を取り入れる。
栄養バランスを意識した食事を心がける。
この2つがダイエットを長続きさせるポイントです。
まとめ
人のカロリーの消費の仕方は3つあります。
その中で最も重要となるのが基礎代謝です。
基礎代謝を上げることが消費カロリーを増やす一番の近道です。
また、最後に紹介しましたが摂取カロリーを減らすことも大切です。
摂取カロリー<消費カロリー
このようになれば必然と体重は減っていきます。
1日摂取カロリー、消費カロリー、カロリーの消費の仕方
この3つを意識してみましょう。
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